アージラン液剤

製品名 アージラン液剤
種類名 アシュラム液剤
有効成分 アシュラム…37.0%
性状 黄褐色液体
包装 500ml
適用作物 作物名、適用害虫、使用方法については、こちらをご覧下さい。
主な特長 ・イネ科から広葉まで、オールマイティな除草剤です。一年生、多年生雑草を問わず、広範囲の雑草にすぐれた除草効果を発揮します。
・薬量選択性です。高薬量で使用すると難防除雑草のスギナ、セイタカアワダチソウ、ギシギシ類やワラビなどの強害雑草を防除することが出来ます。特に葉の数が多く、また葉が大きい種類の雑草ほど薬剤を取り込む量が多く、高い防除効果を発揮します。
・牧草地のギシギシなどもしっかり枯らします。本剤は茎葉部および根部から吸収され、地上部はもとより地下部の生長点にも達するので多年生雑草の地下茎を枯死させます。
・雑草発生後、茎葉処理による抑草期間は通常2~3ヶ月程度です。多年生雑草は地下茎を枯殺するので、極めて長い期間抑草します。
注意事項 ・効果・薬害などの注意
 1.雑草の発生程度により、許容薬量内で使用量を増減して下さい。
 2.吸収・移行性の高い薬剤ですが、局所散布および群生地散布の場合には必要に応じて展着剤を加用し、雑草の茎葉によく付着するように十分散布して下さい。
 3.局所散布または、群生地散布は、所定薬量内で雑草の茎葉部をねらって散布して下さい。
 4.砂土での土壌処理は、発芽前雑草に対して残効性が劣るので使用をさけて下さい。
 5.ヒユ科、アカザ科、カヤツリグサ科雑草およびザクロソウ、ツユクサ、ギョウギシバに対して効果が劣るので、これら雑草の優占圃場での使用はさけて下さい。
 6.本剤は遅効性で、効果が現れるまでにかなりの時間を要し、散布時期が遅れると効果が劣るので、時期を失しないように散布してください。
・さとうきびに使用する場合
 ・展着剤は使用しないで下さい。
 ・本剤の使用により、葉に一時的に黄化・白化が生じることがあるので、必ず所定薬量を守って下さい。
・牧野・草地に使用する場合
 ・全面散布で薬量が多い場合には、牧草(オーチャードグラスなど)の茎葉部が一時的に黄化することがあるので必ず所定薬量を守って下さい。
 ・夏期(7~8月中旬)のギシギシ類対象の全面散布は牧草に薬害を生じるおそれがあるのでさけて下さい。
 ・散布後14日間の放牧および採草は行わないで下さい。
 ・北海道での秋期散布は最終採草後に行って下さい。
 ・局所散布した周辺の牧草は飼料にしないで下さい。
・ほうれんそうに使用する場合
 ・決められた使用時期内で、雑草の発生前~発生始期に散布して下さい。
 ・ほうれんそうの播種後~子葉展開期までで、雑草の発生前~発生始期に、使用量を厳守してお使い下さい。
 ・高温時(最高気温25℃以上)では、薬害が生じるおそれがあるので、使用しないで下さい。
 ・施設栽培(ハウス、雨よけ、トンネル等)など高温となるような条件では、薬害が出やすい傾向にありますので使用しないで下さい。
 ・砂壌土、砂土では薬害を生じやすいので注意して下さい。
 ・新品種に使用する場合は、事前に薬害の有無を十分確認してから使用して下さい。
・桑に使用する場合
 ・全面散布の場合、桑葉のある時期は薬害を生じるので使用をさけ、桑の発芽前または夏(春)切り後に土壌表面に均一に散布して下さい。 なお、部分的に多量に散布すると薬害を生じるおそれがあるので注意して下さい。
 ・多年生雑草を主対象として雑草の生育期に局所散布する場合は、桑の茎葉にかからないように十分注意して、雑草の茎葉に散布して下さい。なお高濃度液散布のため、桑株の近くの土壌に薬液が多量に落下すると桑の根から吸収されて薬害を生じることがあります。なるべく雑草の茎葉から薬液がしたたり落ちないよう雑草の大きさや密度により散布液量を加減し、茎葉だけに付着するよう散布して下さい。
造林地の下刈りに使用する場合
 ・すぎにかかると薬害を生じることがあるので、なるべくかからないように注意して下さい。
 ・農作物にかかると薬害を生じるので、農耕地の近くで散布する場合はなるべく風の弱い日に散布するなど薬液を飛散させないよう十分注意して下さい。
・畦畔に使用する場合
 ・のり面へは散布しないで下さい。
 ・稲などの農作物にかからないように圧力を下げた噴霧機などで十分注意して散布して下さい。
 ・薬剤が水田に飛散・流入しないように散布して下さい。
・公園、庭園等で使用する場合
 ・石を汚染することがあるので、霊園、墓地等では使用しないで下さい。
 ・薬液の飛散あるいは流出によって有用植物に薬害が生じないよう十分注意して散布して下さい。
 ・水源池などに飛散、流入しないよう十分注意して下さい。
 ・激しい降雨が予想される場合は使用しないで下さい。
・安全使用・保管上の注意
1.本剤は眼に対して弱い刺激性があるので眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに水洗して下さい。
2.散布の際は、農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをして下さい。
3.公園、堤とう等で使用する場合は、散布中および散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない人が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意して下さい。
4.使用残りの薬剤は、必ず安全な場所に保管して下さい。
5.密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して冷涼な所に保管して下さい。
2017年12月11日