Super MPB

スーパーMPB

Super MPBは、
MPBに、キチン溶解酵素「キチナーゼ」をプラスした製品です

「光合成細菌生体」
    +
「海藻エキス」
    +
「有機酸キレート鉄」
    +
「キチナーゼ

キチン溶解酵素「キチナーゼ」とは
 キチンは、エビ・カニなどの甲殻類の殻や昆虫の外皮、イカや貝などの軟体動物の器官、真菌類の細胞壁に含まれており、セルロースについで自然界に多く存在する多糖類です。また、土壌中に存在する糸状菌の菌体にも、キチン質が多く含まれています。
 このキチン質を分解する酵素(キチン溶解酵素)の代表格がキチナーゼです。
 一般的にはキチン質は、濃塩酸などの化学的に非常に厳しい条件におかなければ分解はしませんが、キチナーゼと混ぜると、室温という温和な条件でも分解します。こうしたキチナーゼの様な溶解酵素は、好熱菌をはじめ有用微生物が作り出します。
 尚、キチンの応用分野としては、食品・医療・化粧品・農業・工業・環境の多くの分野に利用されていますし、現在でも多岐にわたって研究が進められ、商品化が盛んに行われています。
 特に、農業分野では、土壌改良剤、成長促進剤、殺虫剤、抗ウィルス剤・ウィルス病の防除など、広範囲においてすでに利用されています。
 では、このキチン溶解酵素キチナーゼは、農作物を作るうえでどのような働きをしてくれるのでしょうか。
     
キチン溶解酵素「キチナーゼ」による病害抑制
 農作物は、私たち人間と同様に病気にかかります。農作物の病気については良く研究されており、ひとつの農作物には大抵10種類以上の病気を持っていることが確認されています。こうした病気を未然に防ぐことが農業に求められ、現在では、多くの農薬が使用されていますが、農薬の環境問題や食品への悪影響、環境の破壊などが、大きな社会問題となっています。
 農作物に被害をもたらす多くの病害は、病原菌である線状菌(カビ)の感染によって引き起こされています。この線状菌の細胞壁には、キチンが存在し、菌の細胞形態を保つ役割を果たしています。
 こうした病原菌に対して、溶菌酵素であるキチナーゼを用いることによって、病原菌の細胞壁の主成分であるキチン質を分解し、病原の感染や農作物体内での増殖をより強く抑えることができます。
     
昆虫や病害に対するキチン溶解酵素キチナーゼの効果
 昆虫は、農作物を食い荒らしたり、ウィルス等の病害の媒体になったりすることが知られていますが、その昆虫の外皮にもキチン質が含まれており、キチン質がキトサナーゼによって分解され、昆虫の発育抑制物質としての働きをします。
 うどん粉病・黒とう病・灰色カビ病・べと病・晩腐病など、様々な糸状菌による病気によって農作物に大きな被害が報告されていますが、こうした病害にも溶菌であるキチナーゼは有効に機能します。

キチン溶解酵素キチナーゼを含む「Super MPB」を、葉面散布や土壌潅水することで、有用微生物が増殖し、豊潤な土壌となり、病原菌を減少させるだけで無く、害虫の発育抑制物質としての働きをし、農作物を病害虫から結果的に守ることに繋がります。

 

2017年11月25日