スーパーラピットの定植茶園への施用法

これは、スーパーラビットを使って、茶園の定植をしていただく為に作成したものです。定植の方法を、順を追って説明していきます。

@ 定植の時期 定植に最も適した時期は、3月から4月の頃です。その他の場合には、夏の干ばつや冬の凍霜害の影響で失敗する可能性が大です。
A 栽植方法
  1. うねの方向は、一般に、平坦地では、南北うねとし、傾斜地では、土壌侵食防止のため、等高線に添って栽植する。いずれの場合も、生葉を農道へ搬出しやすいよう配慮する事が必要です。
  2. ア)栽植の仕方には,単条植えと複条植えがあり、複条の場合には、図Aのような千鳥植えとする。条間は約30cm程度とする。
    イ)うね幅は、一般には1.8mとするが、10度以上の傾斜地では、1.5mとする。
    ウ)株間は30〜45cmとする。但し、急傾斜地では、欠株防止の為にこれより密植したほうが良い場合もある.
    エ)栽植本数は、表Bのとおりです。
  3. 風当たりの強い茶園では、風害による苗木の枯死や生長不振になりやすく、又、赤焼け病も発生し易くなります。風上に防風ネットを張りめぐらすと、被害を軽減出来ます。
B 苗木の準備
  (ラピットの散布)
苗の良、不良は、その後の生育や管理に大きく影響しますので、早めに良い苗木を準備しておきます。当店でも斡旋しておりますので、ご利用ください。一般には、2年生苗を用いますが、、土壌や気象条件の悪い所では、3〜4年生苗を用いたほうが良いでしょう。苗木は、根を乾かさない様にして、出来るだけ早く植え付けます。掘り取る時には、、根から土を落とさずに、着けたまま植え付けると、活着が良く、その後の生育も良好となります。

C 植え溝の準備

  1. 植え溝は、定植1ヶ月前迄に、深さ30cm、幅30〜40cmに堀り、土塊を十分風化させておきます。植え溝の底が乾いてから、、この部分を深耕し、植え溝の土の物理性を改善しておいてください。
  2. 植え溝の耕起した土塊が乾いたら、堆肥(3〜5t/10a)や米糠(300〜500kg/10a)と鶏糞(500〜600kg/10a)又はニューハイリンピ(100kg/10a)5袋を施用し、土と良く混和します。その後、スーパーラピットを200倍に希釈して、その上から10a当たり600Lを散布しておきます。
    ※ 堆肥は、スーパーラピットを使用すると、良質な物が短期間で作る事が出来ます。詳しくは、別紙“ラピット堆肥の作り方”をご覧ください。
D 植え付けの手順
  1. 植え付けは、根を自然状態(根の先が斜め下に末広がりになる)に保ちながら覆土します。苗木の根は、着いている土を落とさない様にして、切ったり水に着けたりは絶対にしないで下さい。覆土後、株元を手足で圧土して苗木を安定させます。(図C参照)
  2. 植え付け後の潅水は、根に土の粒子を密着させ、水分補給を容易にする為に行います。1株に4〜5Lを潅水します。潅水後に、根の露出がみられたら覆土をし、直ちに稲ワラや山草を株元に敷き、干ばつや寒害、風などから苗木を保護します。
E 定植後のせん枝 定植後、せん枝を行います。せん枝の高さは、約20cmとし、成葉が10枚以上残るようにします。風当たりの強い時は、覆土直後にせん枝してから、潅水と敷きワラをします。敷きワラの量は、10a当たり700〜1000kgです。
F スーパーラピットの株元散布 1. その後1週間ほどしてから、スーパーラピットを根元に散布します。1反歩(10a)当たり3Lを、200倍に希釈し、敷きワラの上から600L散布して下さい。
2. 定植後1年間は、生育不良や枯死株が出る為、補植用に定植苗の1〜2%相当の苗木を、うね間に仮植しておきましょう。枯死株が出たら、6月から10月始めまでなら、この仮植苗に土を着けたまま移植すれば、活着します。
   
※その後の管理は、幼木園編をご覧下さい。